55万部(*1)を売り上げた東野圭吾氏の記念碑的名作「白夜行」をドラマ化。
2004年7月から9月に放送されたTBS系列金曜ドラマ「世界の中心で、愛をさけぶ」で感動を与えた山田孝之と綾瀬はるかの純愛コンビをはじめ、セカチュースタッフが再集結。再びタッグを組み、究極のラブストーリーを描いていく。
――――1991年、通っていた図書館で桐原亮司(泉澤祐希)と西本雪穂(福田真由子)は出会い、惹かれあっていく。そんな中、質屋を営んでいた亮司の父・洋介(平田 満)は雪穂を買春していた。その現場を目撃した亮司は発作的に父を殺害してしまう。雪穂は激しく動揺している亮司に「やったのは、私だよ」「私たちは、会ったことのない他人。」と説得し、雪穂は警察に疑われている母・西本文代(河合美智子)と無理心中を図る。結果、母は亡くなり、雪穂だけ助かる。雪穂が自分の罪を被ってくれたと知った亮司は雪穂の家を訪ねるが、空き家になっていた。手がかりを求めて図書館に行った亮司は雪穂の愛読書「風と共に去りぬ」を探し、挟まれている手紙を読み、駅に駆けつける。しかし、雪穂は「行って」と駅の改札を指さす。亮司は手紙で太陽の切り絵を作り、雪穂に渡す。そして、亮司は被害者の息子として、雪穂は加害者の娘として全く連絡を取らず生きていく。雪穂は施設に引き取られたが、そこで虐めや施設の人に悪戯されそうになったりしていた。教会で祈り続けても救われず、施設でお花の教室をしていた唐沢礼子(八千草薫)にアピールし、引き取られ、唐沢雪穂となる。
――――1998年、二人は全く連絡も取らず、他人として生きていた。高校生になった雪穂(綾瀬はるか)は毎日、亮司(山田孝之)が立っている駅を急行電車で通り過ぎ、その姿を確認していた。学校でイジメを受け、悪戯で書かれた家の電話番号や卑猥な落書きを消すために走り回っていた雪穂と、菊池道広(田中 圭)から7年前の雪穂と雪穂母が殺人現場に入っていく写真を見せられ恐喝され、さらに、笹垣潤三(武田鉄矢)も嗅ぎ回っていることに気付いた亮司が7年前別れた駅のトイレで運命的に再会し、歯車が狂いだす・・・
*1 ドラマ化報道時(2005.11.04)の販売部数。2006/1/21に120万部突破報道。